新時代の踊りの祭典『ダンマスワールド3』レポート
これまでの歴史を自らがぶち壊す覚醒的進化!会場参加者とニコニコ視聴者全員を一挙に魅了する全方位圧倒クオリティ!
ニコニコ動画カテゴリ「踊ってみた」を中心とする公式イベント“ダンマス”こと「ニコニコダンスマスター」が、さらなる進化を遂げ『ダンマスワールド 3』 として9 月23 日 (木・祝)、品川ステラボールにて有観客開催されました。
万全の新型コロナウイルス対策が敷かれた今回の「新時代の踊りの祭典」は、映像やセットでの魅せ方、笑いからガチまでという幅広い企画・演出、そして踊り手たちが繰り広げる多種多様で挑戦的なダンス…、どこに目を向けても、「これまでの歴史を自らがぶち壊し、新たな歴史を創造していくんだ」という“覚醒”とも言える力強いメッセージと進化の感じられる圧巻のショーに。
また、ショーの表情は第一部と第二部で全く異なる構成となっているため、その覚醒の模様と熱く盛り上がる会場の様子を本記事でたっぷりとお楽しみください。
『ダンマスワールド3』圧倒的なクオリティで開幕!
「推しへの気持ちをコメントすること、日和ってる奴いる?」「いねえよなぁ!!?」「推しへの愛のコメントでサーバー潰すぞ!!」
煽りスタイルのブチ上げオープニングムービーで開幕となった『ダンマスワールド3』
そして1曲目に選ばれたのは「ST/A#R」、そのままノンストップで「ミライゲイザー」。
こちらのパートは全体演目として、踊り手たちが各々の世界観でダンスのバトンを繋げていきます。
この段階で驚かされるのは、圧倒的な“絵作り”。
ステージセットの作りこみ、映像の画質や色合い、ダンスと見事にシンクロするカメラワークにスイッチングと完成された映像作品並みのクオリティが、リアルタイムに造られている状況は“脳みそがバグる”と表現しても良いほど。
続く「Ready Steady」、「アイ / AI」で魅せたのは、チア部(いくやこわっぺんりりまり)。
いとくとら、やっこ、りりやん、まりやん、わた、足太ぺんた(オンライン参加)の6名がチアリーディングをテーマとしたキュート&クールなダンスをMVのような完成度で披露し、オーディエンスをどっぷりとダンマスワールド3の世界に惹き込みます。
その後も、いりぽん先生×仮面ライアー217のコンビが可愛くコミカルに魅せる「なかよしステップ」、AMU、えとう、たっくん、生ごみ屋さんひお、HIDEの5人ユニット“ぱすてら倶楽部”が野性的なセクシーさで織りなす「ANIMAる」、くつしたちゃん、なひ、月浪の3人ユニット“なひつきした”が王道アイドルダンスで沸かせる「トンデモワンダーズ」と怒涛の展開で続くと、第一部最初のMCパートに。
テンポの良い司会進行を務めるのは百花 繚乱。ここでは、いりぽん先生、仮面ライアー217が登場となり、「はじまったばっかりなんで…、体力を全部使いきって帰りましょう!」「コメントも盛り上げろ!」と、会場と視聴者のボルテージを一気に引き上げました。
前半戦最後は妖艶に狂おしくburning!?
MCパート明けに登場となったのは、Babo、ぼたん、平来ミナ、梅かっぱ4人によるユニット“Baぼミかっぱ”。
妖艶過ぎる衣装とダンスで「エウレカ」を披露すると、「かっこよすぎて変な声出たw」「セクシーすぎるーー!」「こんなの現場で落ち着いて見られないじゃん」といったコメントに沸きました。
これに続くのは、わに×せいなコンビによる「鋲心全壊ガール」。
かわいさとパワフルさを融合させたパフォーマンスに感嘆の声があがります。
そして、白服、気まぐれプリンス、あおい、二番煎じ、フォーゲル、ノックソ、野崎弁当、とみたけ、にーちゃんの9人揃った“MeseMoa.”による「BURNING」。
流石としか言いようのないバツグンのチームワークで大人セクシーな演舞を披露すると、コメントも「色気やば」「大人の色気100%」「フォーメーション完璧すぎ」と“妖艶に狂おしくburning”しました。
前半戦の最後を飾ったのは、かずは、じおっと、みこいす、すぅねこ、CHEL、鈴、月浪、生菓、Babo、負傷クレア、ぼたん、まりやん、まぁり、めーとる、りりかによるユニット“ヴァンパイア枠”での「ヴァンパイア」。
全員が思い思いのヴァンパイアに扮し、ダンスでも個性を爆発させると、「構成神すぎる」とのコメントが。
続くMCパートに登場となったのはMeseMoa.。
翌日が『MeseMoa.コンサートツアー2021夏「LOVE
BLOOD」』ツアー最終日という中、駆けつけたMeseMoa.メンバーは、「ダンマスは1曲にかける想いが凄い!」「チームワークを感じながら踊らせて頂きました」「ダンマスワールド3、最高!」「明日の配信チケットもご用意しております♡」とその興奮を宣伝交じりに表現にしたため、笑いが広がりました。
後半戦を彩ったのは…、女優・タレント 山之内すずの涙!?
後半戦の口火を切るのは、二次元と三次元を股にかける、相沢勇仁、星野陽介、南優輝、内田将綺、仲川蓮の5人組ユニット“学芸大青春”。
珍しい三次元の姿で、「Hit the
City!!」の歌唱、「ヒバナ-Reloaded-」でのブレイキンを交えた切れ味鋭いダンスと2曲連続で幅広いパフォーマンスを披露。
そして、企画は踊ってみたを愛する全てのパフォーマーを支援するオーディション企画「LOVE GENERATION 21」合格発表と初のステージへと移ります。
息の合ったダンスで「SPiCa」を披露する、ぁぃぁぃ×新希咲乃チームに合流となった合格者は…、貞子たん、R@iの2名。
そのまま「Twinkle
Days」「あの夏のいつかは」の2曲でダンスパフォーマンスを魅せると、完成度の高さから「ラブジェネ思った以上に成功だね」とのコメントが出されることに。
続いて、SHARE LOCK
HOMESチームに合流となった合格者は…、AKI、NA☆2、HIDE、じゃんぐるの庶民、かずたん、ゆらの6名というまさかのファイナリスト全員合格!
このエモい流れには視聴者も「おめでとう!」弾幕で応えました。
異色な、ラブマツ×ドンペンチームに合流となった合格者は…、うなぎ、きつねこあら、サル、たいちP、林檎酢の5名。
「メンヘラじゃないもん!」「ミラクルショッピング
~ドン・キホーテのテーマ~」の2曲で見事な“ラブマツ劇場”を演じ切る頃には、ラブマツの友人というドンペンまでもが登場となり、ステージはすっかり「ドン・キホーテ
ダンマス店」に!
そして、山之内すず×わたチームに合流となった合格者は…、芦葉さわ、まぁりの2名。 「Gravity=Reality」「Glory Steady Go!」の2曲を国宝級のかわいさで披露すると、視聴者からは「可愛すぎて涙出る」とのコメントが!
そのままMCパートへと移ると、登場したのは女優・タレントの山之内すず。
「踊ってみたの文化が大好きで、踊ってみたがなければ今の私は無いと思っています」「こんな素敵なステージでかわいい衣装で踊らせて頂き、夢みたいです!」「もう…、何て言ったらいいんでしょうね、わからないです!幸せですっ!!」と涙ながらに語ると、会場からも視聴者からも自然と湧き出した「8888888」が鳴りやみませんでした。
第一部のフィナーレはエモすぎる王子様タイム!
『ダンマスワールド3』第一部もいよいよ終盤戦。
ウィル×鷹文、チカ×UK×にく×ちゃんなな×わがちゃ×J子×のんたん、しいたけ&あられというコラボチーム“踊
枠”での、「踊」が個性×個性のクールパフォーマンスで届けられると、視聴者からはおもわず「神演出」との声が漏れるほど。
続いたのは、気まぐれプリンス、芝健、SHIRAHAN、朴ウィト、めろちんの5人ユニット“例のユニット”が圧巻の王子様パフォーマンスで魅せる「グリーンライツ・セレナーデ」。
さらに、あおい、泉奏、まりん、Ry☆、YUMAの5人ユニット“★”での「アイカ」、
いりぽん先生、榊原タツキ、フォーゲル、まさと、RYOによる「婚約戦争」と続いたのち、
“例のユニット”の5人が再び登場し、初披露となる「Hand in Hand -八王子P Remix-」を披露。
最後には“★”の5人と“婚約戦争を披露した5人”も合流していくという、エモすぎる王子様タイム演出で『ダンマスワールド3』第一部の演目は締めくくられます。
最後の挨拶にマイクを握っためろちんは、「ここまでダンマスを繋いできてくれた全ての踊り手と視聴者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。」と開口一番に感謝を語り、「こういった状況下ですけれども、踊ってみたの文化を未来永劫繋いで行くためにも、皆さんが皆さん自身の人生を生き抜き、またここでお会いしましょう!」と感動の言葉で『ダンマスワールド3』のバトンを第二部へと託しました。
第二部はスタートから#コンパスオンステージに寸劇と驚きの展開!
第二部のスタートは、様々なゲーム要素を網羅することで奥深い白熱の対戦チームバトルが可能な大人気スマホゲーム「#コンパス 戦闘摂理解析システム」が飾ります。
#コンパス登場キャラのモーションアクターなど係わりの深い踊り手、いりぽん先生、仮面ライアー217、芝健、DRAGON、ネス、ぽるし、まさと、まなこ、みうめ、めーとる、めろちんによる“チーム #コンパス”が織りなす、怒涛のノンストップ#コンパス楽曲リレーでロケットスタート!
「カンタービレ×パッシオーネ」「クレイジー・ビート」「パラレルレイヤー」「ドクハク」「バイオレンストリガー」「ダンスロボットダンス」各々の“ヒーロースキル”ともいえる特技や得意パフォーマンスを見事に活かしたダンス攻勢に、オーディエンスは早くも“キルをとられる”寸前!?
そして、第二部最初のMCパートでは、#コンパスからの嬉しいお知らせも!
なんとヒーローたちがダンスユニットを結成し、#コンパス楽曲やボカロヒット曲のダンスを披露するという新感覚リズムゲーム「#コンパス
ライブアリーナ」がリリース予定であるという告知に沸きます。
#コンパス劇場に続いたのは…、市川、えんり、彦、ゆっきーによるユニット“サビがくっそダサいダンス部”の寸劇!
全国大会(ダンマスワールド3)出場に向けて切磋琢磨する4人は方向性の違いにより、えんり脱退危機に!?
ところが、大会本番にはえんりが新入部員(オーディエンス)を引き連れ部活に復帰というストーリー。
そのまま会場や視聴者と一体になったダンス練習がスタート。
ゆっきー(9歳)から飛ばされる「そんなんでダンマス出れると思ってんの!?」との檄に、「怒られたwww」「新入部員ですノシ」「演技上手いんですけどw」とコメント欄も暖かい空気に包まれます。
そんな“サビがくっそダサいダンス部”が大会出場曲としてチョイスしたのは、「サイバーサンダーサイダー」。
まさかのサビ以外はくっそカッコイイというキレッキレダンスで会場との一体感を生み出しました。
コミカルイケメンな世界観に会場の雰囲気をガラリと変えたのは、かなめ、ふゆみ、えつや、あむ、ゆの5人ユニット“▷
せーぶぽいんと”。
「ロールプレイングゲーム」にピッタリな衣装とダンスでオーディエンスをゲームの異世界へと誘いました。
ダンマス史上初のダンスバトルに会場ヒートアップ!
続いての展開は…、長いダンマスの歴史の中でも初の試みというガチ・ダンスバトル、「『踊ってみた』エキシビシジョンバトル」!
このバトルは、DJ:けいたんがプレイする曲に対して、各チームメンバーがその場でダンスを付けるという45秒の即興バトルを5セット行うというチーム対抗戦。
予選第一試合は、世界的ブレイキンダンサーISSEIを有する「KOSÉ
8ROCKS」vs若さとチームワークがウリの「EXPG公認TikTok TEAM」。
パワフルで圧巻のブレイキンで魅せる「KOSÉ
8ROCKS」に対し、即興とは思えないルーティーン(チームパフォーマンス)で挑む「EXPG公認TikTok
TEAM」でしたが…、わずかに及ばず「KOSÉ 8ROCKS」が決勝戦へとコマを進めました。
続く予選第二試合は、ストーリー性を感じさせる奥深いダンスで魅せる「KADOKAWA
DREAMS」vs会場を散らかしに来たという「ニコニコ踊ってみた選抜」。
柔軟性やロボットダンスを巧みに取り入れ魅せた「KADOKAWA
DREAMS」でしたが…、笑いに終始した「ニコニコ踊ってみた選抜」にまさかの敗北!
ダンマスでなければあり得ないというこのバトルは、僅差で「ニコニコ踊ってみた選抜」に軍配が上がりました。
そんなガチ・ダンスバトルに続いたのは…、生“ゲームあるあるグランドセフト如くソリッド”!?
なんと、生身の人間でアクションアドベンチャーゲームキャラの動きを完全再現するという演出で「ゲームあるあるグランドセフト如くソリッド」をバズらせた、駒沢アイソレーションのハヤケン&がんそが、アキバの王・涼宮あつき&とぅーし(RAB)の待つステージにお馴染みの動きで生登壇!
そのままステージでダンスバトルが展開され、心打つダンスで打ち解けた双方が仲間になるという演出で会場を沸かせました。
エモさ全開涙の演目からダンスバトル決勝まで!
再び世界観はガラリと変わり、りりり×のん×はるかいろ、そしてサポートに駆け付けためろちんを中心に多数の出演者有志がしっとりと織りなす「LIFE」。
5歳の幼稚園児、はるかいろくんが深いテーマの歌詞に合わせ懸命に踊る姿には感極まる視聴者が続出となりました。
続く演目は妖艶&クールな、みうめ、めーとる、ぽるし、りう、ちっさいの。5人ユニット“NAYA”による、「マフィア」。
さらに、RABが個人技とチームダンス双方で魅せる「ロキ」「太陽系ディスコ」と続き…、「『踊ってみた』エキシビシジョンバトル」決勝戦へ!
予選では圧巻のブレイキンで沸かせた「KOSÉ
8ROCKS」vsまさか勝ち残るとは思ってなかったので次の試合のことは何も考えていなかったという「ニコニコ踊ってみた選抜」のバトル。
全くのノープランだったとは思えないトリッキーなダンスで会場を惹きつける「ニコニコ踊ってみた選抜」でしたが…、ラスボスの貫禄すら漂わせる「KOSÉ
8ROCKS」がブレイキンに巧みなチームダンスを加えるという神業で初代「『踊ってみた』エキシビシジョンバトル」王座に輝きました。
ラブジェネ合格者のダンスは振れ幅広すぎ!?
ここからは第一部に引き続き、踊ってみたを愛する全てのパフォーマーを支援するオーディション企画「LOVE GENERATION 21」合格者発表と初ステージ。
パンダドラゴンチームに合流となった合格者は…、くるとん、げんπ、そうた。、とらの4名。
そのまま揃いの衣装で「シル・ヴ・プレジデント」をバツグンの表現力で披露すると、「みんなキラキラで眩しいな」「もれなく全員カワ(・∀・)イイ!!」「選抜馴染みすぎて良い」と視聴者からの評判も上々となりました。
そして、先ほど「『踊ってみた』エキシビシジョンバトル」予選で見事なパフォーマンスを魅せた、KADOKAWA
DREAMSチームに合流となった合格者は…、兄兄、杏樹、うた丸、Ko-Ki、momotaro、矢澤ないんの6名。
自己紹介はダンスでと言わんばかりに、「脳漿炸裂ガール」「アスノヨゾラ哨戒班」「Gimme×Gimme」「不埒な喝采」の4曲をブレイキンからオタ芸までという振れ幅の広いダンスでキメ、オーディエンスを圧倒。
最後に、やこまなぺんたチームに合流となった合格者は…、あおか、かずは、りンごの3名。
I LOVE U@あいり、天天、負傷クレア、もっちー!がサポーターとして駆けつける「初音ミクの激唱(LONG
VERSION)」ステージは、プリンセス仕立て!
視聴者からも「キレイだなぁ…」「妖精みたい」「浄化…」とのコメントが多く寄せられました。
『ダンマスワールド3』もいよいよラスト、最後の1秒までガチ神回
さぁ、ここからは『ダンマスワールド3』もいよいよ終盤。
登場したのは、今年12月31日でオリジナルメンバーである、神生アキラ、泉奏、朴ウィト、榊原タツキ、九瓏ケントの5人が卒業を発表しているアルスマグナ。
そんな5人が後を託すメンバーにバトンタッチで気持ちを繋ぐというエモすぎる演出で「クラウドライダー」「+♂」の2曲を紡ぐと、視聴者からも涙ながらのコメントが続出することとなりました。
おでんガールズがワイルド&キュートに表現する「メンタルチェンソー」、Girls' Tribeが「フォニイ」を舞台のように、「テルミーアンサー」をかわいく、「ダーリンダンス」をセクシーに、「誇り高きアイドル」を王道アイドルダンスで魅せ、バトンはアナタシアに。
この『ダンマスワールド3』を復帰の場に選んでくれたリーダーの芝健。“王の帰還”となったアナタシアが披露する「三原色」には、涙の「おかえりなさいいいいいい」弾幕で画面が埋め尽くされました。
そして、ラストは出演者全員による「その心に灯る色は」。
この感動の演出には「やっぱり踊ってみたが大好きだ!」「泣かずにいられない」「ありがとうありがとう」との言葉が。
「生きろ」のエンドロールが流れ終わると、再びステージに登壇しオーディエンスに思い思いの感謝を捧げる出演者たち。
手を振り返す会場組の笑顔には、止め処ない涙が頬を伝っていた――。
笑って、泣いて、驚いて、手に汗握って、感動して…。
「ダンマス」の歴史を自らぶち壊しながら、新たな伝説を創造していく、まさに「神回」となった『ダンマスワールド3』。
次なる開催に託されたバトンは、いったいどのような驚きをもって覚醒的表現がなされるのか。今回の開催により『ダンマスワールド4』の内容は想像すらできない楽しみへと昇華しました。
(出典:ニコニコニュース)