レポート

オープニングスペシャル企画は「ダンマス1～ダンマスFINAL ReBirth演目」。 過去の「ダンスマスター」演目を各1曲ずつ、今回の出演者によるカバーでReBirth（生まれ変わらせる）という企画です。

1曲目は、ありく、駄犬、生ゴミ屋さんひお、ぽるし、みー、ハマーダによる『ぼくとわたしのニコニコ動画』のカバー。 学生服姿での登場ということで、マッチしているメンバーとミスマッチ!? なメンバーの差が激しいライブに会場も大興奮。 ヒゲ面セーラー服姿のハマーダが、張り切りすぎてスカーフを吹っ飛ばすハプニングで沸かせる、見事なロケットスタートとなりました。

2曲目は、小太郎、ぱん2、れいちぇる、Ry☆、芝健、教授による『腐れ外道とチョコレゐト』のカバー。 クールな雰囲気で、迫力のあるブレイクダンスや軟体を活かすダンスには感嘆の声が広がりました。

2部のスペシャルゲストとして登場したRy☆は、「今回出られるか微妙なところがあったんですけど、運営さんの粋な計らいで『腐り外道』をやらせてもらうことができました。ここが始まりの『腐れ外道』ですね」と感慨深そうに語る激エモ展開となったため、オーディエンスもグイグイと惹き込まれていきます。

続く3曲目は、愛川こずえ、いとくとら、まぁむ、ゆずきによる「ポーカーフェイス」のカバー。 白い衣装を纏った4人による、ロボットや人形を思わせるキュートなダンスが柔らかく会場を包み込むと、感極まるファンも続出。

4曲目は総勢36名で踊る『夏恋花火』のカバー。めろちんを中心とした夏を感じさせる抒情的ダンスは、会場のオーディエンスだけでなく配信視聴者までもが思わず見惚れてしまうパフォーマンスとなっていました。

5曲目は、愛川こずえ、足太ぺんたによる『ODDS&ENDS』のカバー。初音ミクコスプレと制服姿でのデュエットとなったこの曲。

広いステージを贅沢に使った圧倒的パフォーマンスの披露には、「画面がにじむ」「すごい」「鳥肌」といったコメントが飛び交うほどでした。

そしてステージは、2部の出演者による「LIFE 生きる」、「LIBERTY 自由」、「LINK 繋がり」という3つのテーマで展開されていきます。

テーマ「LIFE」では、うんこびいる、RAB（リアルアキバボーイズ）、Hilty&Bosch&筋肉弁護士（小林航太）の3組による、TVアニメ『ダンベル何キロ持てる？』のOPテーマ『お願いマッスル』の迫力あるダンスが披露されたかと思えば、直後に再び『お願いマッスル』がミュージックスタート!?

あわてて3組がステージに再集結し踊りまくるという、まさに“カオス”な状態に。

この流れが実は、TVアニメ『ダンベル何キロ持てる？』とのオフィシャルコラボであることが明かされると、会場からは驚きの声が上がり、ニコニコ動画のタグで使われているワード「公式が病気」というコメントもスクリーンに流れる大爆笑の展開となりました。

テーマ「LIBERTY」では、かおなひが『ポッピンキャンディ☆フィーバー！』を披露します。今回、体調不良のため出場できなかったメンバー・丸井かおの分まで全力以上に踊り切るなひのパフォーマンスを、オーディエンスのコールが後押しするという一体感に、大きな感動が生まれました。

テーマ「LINK」は、踊り手たちメンバー同士の“繋がり”を意識したような構成に。

足太ぺんたは『六兆年と一夜物語』『おどりゃんせ』、『アトラクトライト』、『アイ／AI』、『グリーンライツ・セレナーデ』の5曲をダンスで披露。

お祭りをイメージさせる和風衣装で登場したかと思えば、次の曲ではアシンメトリーな紺と白のワンピース、さらに次の曲ではチアガールと、ダンスだけでなく目でも驚かせる早着替えパフォーマンスには、会場及び配信視聴者も「すごい！」と感心することしきり。

そして、テーマ「LINK」の最終曲、アナタシアによる『アスノヨゾラ哨戒班』では、6人のメンバーによるクールかつアクロバティックなダンスが披露されたため、オーディエンスは息を呑みます。

「ダンマス」に出場するために結成されたグループのパフォーマンスということもあり、「ダンマス出てくれて嬉しい」「深い」といった感慨深いコメントが多く飛び交う演目となりました。

「LIFE 生きる」、「LIBERTY 自由」、「LINK 繋がり」3テーマのステージが終わると、スクリーンにはスタッフロールが流れ、いよいよイベントも終盤です。

フィナーレを迎える壇上には今回の「ダンマス ワールド」に出演したメンバー全員が大集合。

エンディング曲「Life」と共に、ステージを埋め尽くす踊り手たちによる贅沢なダンスが披露されました。

全ての演目を終えたステージ上で、「映画に出演されるんですよね？」と切り出されたりりりは「します！」と元気いっぱいに回答。

りりりが出演する映画は3月7日公開の『踊ってミタ』。劇中ではめろちんが10曲ほど振り付けを担当していることも明かされ、惜しみない拍手が贈られます。

そして、イベント最後に「ダンマス ワールド」の感想を問われたアナタシアの芝健は「規模の大きさとかだけじゃなく、憧れてきた場所に自分を支えてくれたメンバーと立てているということが幸せです。ありがとうございました！」と声を張り上げ感動の輪を広げました。

「Life」の振り付けを担当しためろちんは、「『Life』という曲は、苦しかった自分が、みんなから力をもらえた。そして、今度はみんなが苦しいとき、僕たちから力を与えたいという曲です。それを振り付けにしてみなさんに届け、みなさんの笑顔がまた僕たちの力になったと思います。そうやって『踊ってみた』ってずっと続いてきたし、これからもずっと続いていくんだろうなって。踊っていて感極まる瞬間でした」と振り返り、さらなる感動を広げました。

これにて大団円…、とならないのがダンマス流！

スクリーンには驚きの大発表が続々!?

まず映し出されたのは、「ニコニコ超会議2020 超踊ってみたブース」の詳細。

そこには「超踊ってみたオフ」や「超振り付け選手権」といったイベントの参加メンバー、エントリー受付時間などが発表され会場は大いに湧きます。

さらにスクリーンには「重大発表」の文字が!?

なんと…、2020 夏…、『ダンマス ワールド2 開催！（予定）』の発表に会場は大興奮！

流れるコメントも「まじか」「予定ｗ」「やった！」と歓喜の言葉であふれかえるという、「ダンマス ワールド」2部は最高の雰囲気のまま閉幕となりました。

なお、1部では『Special ReBirth Artist』として、『威風堂々』『クラウドライダー』といった楽曲のダンス披露、TVアニメ『ポケットモンスター』の3代目エンディングテーマ曲『ポケットにファンタジー』小林幸子さんの生歌唱＋まなこのダンスで表現するというパフォーマンスが大きな盛り上がりとなりました。

今からでもネットチケットを購入すれば、3月22日（日）23時59分までなら何度でも視聴することができますので、ぜひ配信をご覧ください！